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【DB】 SQL 表(テーブル)結合の種類 [データベース]

データベースからデータを取り出すときに、複数の表(テーブル)からデータをまとめて取り出したい時があります。そんなときは表の結合を行うことで、バラバラに管理されていたデータを統合して取り出すことができます。

表(テーブル)の結合には以下の種類があります。

 ・内部結合
 ・外部結合
 ・単純結合

外部結合には更に以下の3種類があります。
 ・左外部結合
 ・右外部結合
 ・完全外部結合



■結合の種類と概要

  結合の種類と概要を以下の表にまとめました。

内部結合 指定した列(カラム)について、同じ値を持つレコード同士だけ結合する。
外部結合 左外部結合 左表を基準にして、指定した列(カラム)について、同じ値を持つ右表のレコードを結合する。左表にあって右表にないレコードはすべてNULLで結合される。逆に右表にあって左表にないレコードは結合されない。
右外部結合 右表を基準にして、指定した列(カラム)について、同じ値を持つ左表のレコードを結合する。右表にあって左表にないレコードはすべてNULLで結合される。逆に左表にあって右表にないレコードは結合されない。
完全外部結合 左表と右表のすべてのレコードが結合される。
単純結合 左表の全行と右表の全行が結合する。つまり、左表に2行のレコード、右表に3行のレコードが格納されている場合、結合結果は全てのレコードの組合せになり合計 2×3=6 行のレコードになる。




■SQL構文

  表を結合するときに使用するSQL構文とその使用例を以下にまとめました。

内部結合 SELECT [表示したい列を列挙] FROM [左表] INNER JOIN [右表] ON [結合条件];

  省略形:JOIN
  使用例:
    SELECT * FROM table1 t1
      INNER JOIN table2 t2 ON t1.id = t2.id;
    SELECT * FROM table1 t1
      JOIN table2 t2 on t1.id = t2.id;
外部結合 左外部結合 SELECT [表示したい列を列挙] FROM [左表] LEFT OUTER JOIN [右表] ON [結合条件];

  省略形:LEFT JOIN
  使用例:
    SELECT * FROM table1 t1
      LEFT OUTER JOIN table2 t2 ON t1.id = t2.id;
    SELECT * FROM table1 t1
      LEFT JOIN table2 t2 on t1.id = t2.id;
右外部結合 SELECT [表示したい列を列挙] FROM [左表] RIGHT OUTER JOIN [右表] ON [結合条件];

  省略形:RIGHT JOIN
  使用例:
    SELECT * FROM table1 t1
      RIGHT OUTER JOIN table2 t2 ON t1.id = t2.id;
    SELECT * FROM table1 t1
      RIGHT JOIN table2 t2 on t1.id = t2.id;
完全外部結合 SELECT [表示したい列を列挙] FROM [左表] FULL OUTER JOIN [右表] ON [結合条件];

  省略形:FULL JOIN
  使用例:
    SELECT * FROM table1 t1
      FULL OUTER JOIN table2 t2 ON t1.id = t2.id;
    SELECT * FROM table1 t1
      FULL JOIN table2 t2 on t1.id = t2.id;
単純結合 SELECT [表示したい列を列挙] FROM [左表] CROSS JOIN [右表];
  省略形:,
  使用例:
    SELECT * FROM table1 CROSS JOIN table2;
    SELECT * FROM table1 , table2;




■参照ページ
  SQL 基礎 – JOIN (表結合)の意味の違い
  表の結合の種類と概要、その基本パターン演習


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